報道によれば昨日の槇原敬之さんの初公判において、裁判官より槇原敬之さんに対して
「弱い気持ちが出て覚醒剤に頼ってしまうおそれはないのか」「今後10年、20年使用しない自信があるか」との問いかけがなされたようです。
依存症からの回復は「気持ち」や「自信」の問題ではありません。
裁判所の依存症に対する理解が未だに不十分であることがとても残念です。
また問いかけ方も誘導尋問的で、ただ形式的に「強い気持ち」を発言させればよいだろうとしか考えていなかったような印象です。
このようなやりとりでは「強い気持ち」だけで何とかしようと本人を追い込むことに繋がりかねません。
依存症支援の視点からは、むしろ逆効果になることが懸念されます。
せめて「これから薬物に頼らなくても生きていくためにはどのような工夫が考えられますか」等、本人がこれからの具体的な行動を考えるきっかけを与えるような問いかけであって欲しかったところです。

