映画『アディクトを待ちながら』を鑑賞しました。
鑑賞前は単なる依存症の啓発作品なのだろうと思っておりましたが、いい意味で予想を裏切られました。
まず何より依存症当事者及びその家族の言動が特にディテールにおいて極めてリアルに描かれております。
映画サイトに寄せられる映画評の中には、劇中の当事者や家族に対する否定的な意見も散見されますが、これは世間の依存症に対する無理解や偏見等がそのまま反映されたものとも言え、結果的に作品のリアルさを証左していると思います。
また依存症そのものにスポットライトを当てるのではなく、依存症当事者及びその家族のリアルな「日常」を多角的に描くことにより「啓発感」が抑制されているところも見事だと思います。
依存症への関心の有無に拘わらず楽しめる作品になっているのではないでしょうか。

