『家族という呪い』(阿部恭子著・幻冬舎新書)という書籍を読了しました。 著者は犯罪加害者の家族を支援する活動を行っているNPO法人の代表者です。
ギャンブル依存症者と犯罪加害者を単純に比較すべきではないのかもしれませんが、ギャンブルが原因で犯罪に手を染めてしまった事例にも直面する立場上、非常に参考になる内容でした。
またその家族が抱える苦悩には共通する部分も少なくないと感じました。
第九章「家族神話のウソ」と第十章「加害者家族からの解放」は、ギャンブル依存症者を抱えるご家族のみなさんにも読んでみる価値があると思います。
“私がこれまで長期的に加害者家族と関わる中で、家族が我慢をすることで加害者の問題行動が治まったケースは見たことがありません。”
“問題行動を繰り返す加害者が頼るべきは、家族よりも適切な助言をしてくれる専門家や専門機関です。家族の限界を認識し、第三者に委ねることで事態の悪化を防ぐことができるのです。”
これらは書籍からの引用ですが、この「加害者」は「ギャンブル依存症者」にも読み替えられるのではないでしょうか。

